【福井県越前海岸】メバル最盛期を迎えて その1(山下信吾)

久々のブログ更新となります。
この数ヶ月、数を釣ることでしか見えてこない世界があると信じて、ひたすらに越前海岸へと通い、メバルに没頭しておりました。
今回は、そんな今季に散々メバルを釣ったワームやその釣り方の紹介をさせていただこうと思います。
私のメバル釣りは、2つのメインスタイルに支えられています。
まずはそのひとつ、「DD8を使ったダートの釣り」からご紹介します。
・DD8の特徴
簡単に言えばジグ単の釣りなんですが、DD8をロッドでパンパンと弾くことで、ルアーが海中で鋭くジグザグにアクション(ダート)します。これが逃げ惑う小魚系のベイトにそっくりで、ベイトが居るポイントで有効なのはもちろん、居なくてもDD8の動きにメバルが刺激を受けて、果敢にアタックしてくる場面が多々あります。
・扱い方
一口に「ダート」と言っても、そのバリエーションは多彩です。
ロッドの振り幅やピッチ、ラインスラッグの量を調整することで、大きくダートさせたり、小刻みにダートしたり。ダート幅やピッチ、前に進むスピードなどを状況に応じて細かく調整することで、良い釣果に直結する実感があります。
そしてダート後の「間」も忘れずに。
稀にダート中に喰ってくるような事もありますが、基本はダートでアピールをしてメバルに気付いてもらう(or刺激を与える)からのカーブフォールなり水平移動なりで、喰うタイミングを与えた時にバイトは集中します。
さらに、ちょっとした裏技として、DD8を「ただ巻き」するだけでも効果的な場面があります。ゆっくりとヨタヨタとロールするアクションが、意外なほど効く瞬間もあります。
・専用のジグヘッド
合わせるジグヘッドにはモサヘッドダートを使用します。2g、3g、4g、6gとラインナップが揃っており、海の状況に合わせて選びます。
飛距離が欲しい時、早く動かしたい時には重いものを、ゆっくり動かしたいときは軽いものを選ぶことになりますが、風など他の要素なども考えて選定しています。
常にイメージしているのは「まずメバルが居るポイントまで届くこと。そしてメバルが居るであろうレンジで、メバルが喰いたくなるスピードとアクションでアプローチが出来る重さ」です。
・メバル釣りの醍醐味
実際に海の前に立つと、ここではまだまだ書ききれないほど様々な要素が組み合わさってくるので、それはもうパズルです(笑)
ただそのパズルのピースを考えながら埋めていくような、じわじわとメバルに辿り着く悦びを味わうのも、この釣りの醍醐味だとも思っています。
正直、深く考えずとも投げてダートさせるだけで釣れるときもありますが(笑)それぐらい、DD8はメバルに対して強烈な武器になります。
・苦手もある
このように様々な使い方が出来るDD8はかなり適応力が高く、真っ先に釣りたいときのパイロット的な役割や、釣れない時(釣れやんだ時)の切り札的な役割もこなせる優秀なワームですが、苦手とする場面も有ります。
ジグ単で最小でも2gのウェイトがあるが故に、表層付近をゆっくり攻めたり、藻だらけの中を攻めたり、極シャローなどは苦手です。
そういった場合はプラグやフロートが圧倒的に攻略し易く、私の場合はもう一つのメインであるフロートをよく使っています。
次に「フロート釣法」についても書きたかったのですが、思いのほかDD8の話が長くなってしまいました(笑)。
フロート釣りについてはまた次回にしたいと思います。