ドリームコンスリー88Hインプレッション（倉本啓二）

ドリームコンスリー80MHのパワーアップモデルとして設計、開発を行った88H。

80MHがPE 0.6号設定にしていたこともあり、88HはPE 1.5号までの設定で開発した。

単なるパワーアップモデルという設計でなく、6gのルアーを繊細な操作で動かすことができながら30gのジグヘッドワームを扱えるよう想定した。そのことで堤防やサーフなどから沖磯まで、ショアからの釣りを広範囲でカバーできるロッドに仕上げることができた。

-フラットフィッシュゲーム-

リトリーブを中心としたサーフゲーム、堤防や小磯からのリフトアンドフォールとシチュエーションが色々あるが、私は10〜15gくらいのジグヘッドを使ってさまざまなシチュエーションで使っている。

底質の違いや潮流、着底とバイトの明確な違いなど情報量の多さでマズメ時のラインが見えない時などは特に重宝している。

-ロックフィッシュゲーム-

堤防や小磯での10gジグヘッドを使用するミドルゲームでは、ティップが仕事をし、感度を損なうことなく対応してくれる。

また沖磯での30gのジグヘッドを使用時には張りのあるバットセクションがキャスト、フッキング時に仕事をしてくれる。国内で言うと南方系の大型根魚を除いた、50cmをランカーとするあらゆる根魚のど真ん中のスペックなのではと思っている。

-とにかく使っていて楽しいロッド-

ロックフィッシュゲームで不意に現れる青物、五目狙いのSLJなどなど、PE MAX1.5号であらゆるターゲットに対峙する楽しさ。軽量ブランクによる操作性の良さをぜひ体感していただきたい。