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マルチに使えるライト〜ミドルゲームロッド~ドリームコンスリー710MH RAインプレッション~(中村勇介)

ロッドインプレッション

最初に持った感覚としてはピンピンで軽快な印象であり、ライトゲームにしては少し強めで、ミドルゲームにはぴったりといった感じを受けた。実際に使ってみると、82gという軽量さからか、ボトムの感知力が高いことや、細身なのに実際に魚をかけたときのリフトパワーに驚かされ、40upの根魚でも抜ける安心感を得ることができた。

ぺティーシャッドでソイ

北海道ではメジャーなターゲットであるアイナメ

 


 

3つのシーンでの使い分け

ナイトゲームのロックフィッシュ狙い

夜のソイ狙いで、ジグヘッド+ワームのスイミング、またはハイテンポなリフトアンドフォールで使用している。

先述の通り、ボトム感知力に優れているロッドなので、ボトムにジグヘッドがついたトン…という感触や瞬間的な吸い込みバイトを感じ取りやすく、すぐにフッキング動作に移ることができるのがこの竿の魅力だ。

また、走りがちな良型ソイのツッコミを軽量細身ながらもパワーのあるブランクスで止めて浮かせることができるのでそこもまた魅力といえる。

おすすめセッティング

障害物が少なく、ボトムをタイトに攻めない釣りでは、C2000番にpe0.6号+リーダー12lbのセッティングを使用している。

ジグヘッドはブリブリヘッド6~10g。ワームは、ペティーシャッド、または2026年発売予定のリーンシャッド2.6inch、定番のドリームシャッド3inchで、ボリューム感を出してソイに対してハイアピールに釣りをすることができる。

もっとライトな釣りにも使用可能だが、北海道ではエゾメバルの標的となってしまうことも多々あることから、ソイ狙いではこれくらいのセッティングが良いと感じている。
私的な使い分けだが、6gよりライトな釣りはドリームコンスリー72Lがベストだと思う。

 


 

デイゲームのロックフィッシュ狙い

デイゲームでは、7~10gシンカーのフリーリグやテキサスリグでアイナメを狙うのに使用している。

810H RAもアイナメ狙いで使っているが、後述のとおり、710MH RAと810H RAを使い分けている。

ドリームコンスリー810H RAのインプレッション記事にも書いているが、810H RAは14~18gシンカーが適していると感じているので、高活性期のテンポ早めの釣りや少しディープなエリアで使い、710MH RAはタフコンディションのスローテンポな釣りや、手前を繊細に誘いたい時など、うまく差別化するとより釣果も伸ばせると感じられ、さらに釣りが楽しくなると思う。

おすすめセッティング

ボトムを中心に釣りをするときは、C2000SHGにPE0.6号のセッティング、または2500番にPE0.8号のセッティングを使用。

シンカーは7~10gでオフセットフック#1〜#1/0にドリザリー2.4inch・リーンシャッド2.6inch(2026年発売)・ペティーシャッドを合わせると良い。

▼関連記事810H RAインプレッション▼


 

ハタ、メッキ狙い

2025年の秋に三重、和歌山エリアに遠征した際は、この竿が大活躍だった。

ライト〜ミドルのダートゲームや、シャッドテールワームをセットしたリーリングにピッタリ。

まさに、和歌山で生まれた竿なだけに、その地で釣りをするには最適だった。

ダートアクションでヒットしたヤイトハタ

最近紀伊半島でも増えているというヤミハタ

おすすめセッティング

C2000番にPE0.6号をセットし、ダートゲームの時は、モサヘッドダートやDDヘッドの4~6g+DD8を。

リーリングの釣りの時は、ピクシーシャッドやリーンシャッド2.6inch(2026年発売)を使っていただけると良いと思う。

 


 

まとめ

以上、私の使い方をまとめてみたが、万能に使える高感度ロッドとして、様々なシチュエーションやエリアに対応してくれる1本だと思うので、ぜひお手に取っていただけると幸いです。(中村勇介)

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