ドリームコンスリー88Hインプレッション(中村勇介)
ドリームコンスリー810H RAが発売されたとき、私はドリームコンスリー88Hをまだ触ったことがなく、このまま810H RAに置き換わるのか、倉本代表に聞いたことがあった。
倉本代表からの返答は、88Hも継続していくから一度使ってみて違いを理解してほしいとのことだった。
スペックは近しいものがあるし、自分の中でユーザーの方に明確な差が説明できるか、不安に思いながらもドリームコンスリー88Hを使ってみたのが、私とドリームコンスリー88Hの出会いであった。
使ってみると確かに明確な違いがあり、私の住む北海道においておすすめの使い方を説明しようと思う。
ターゲット アイナメ(ロックフィッシュ)
810Hとの比較になるが、88Hはより滑らかにティップからバットへと曲がり込んでくれるのが特徴である。
14g前後のシンカー、もちろんそれ以下の軽量リグのボトム近辺の釣りを万能にこなしてくれる竿というのはもちろんだが、一番感動したのは14gのビフテキリグにオフセット#1/0+ドリームシャッド3inchである。
ボトムリーリングやリフトアンドフォールというよりも、ボトムバンピング(ボトムを常に跳ね上げさせながら誘うイメージ)に近い釣りでふわふわとリグと動かす釣り方がドンピシャにハマる。

リグが水中に浮いている(ボトムに着いていない)状態でのバイトに対し、フッキングがオートマチック気味に決まるため、ヒット率が非常に高いのである。曲がり込みの良さに加え、バットパワーもあるので、50UPでもしっかりキャッチできている。

フッキングの決まりやすさから、素早い展開のリーリング(ボトムコンタクトしたらスイミングさせて、またボトムコンタクト)の釣りにも効果的である。取りこぼしが少ないので、使っていて安心感がある竿だと思う。(中村勇介)
ドリームコンスリー88H


